TDK、好調「カメレオン経営」にのぞく不安
証券部 山田航平
[有料会員限定]
TDKの株価が20年前のITバブル期に付けた上場来高値に迫ってきた。いまのけん引役はパソコンなどに使うリチウムイオン電池。電子部品に軸足を置きながら時代の変化を見越して稼ぎ頭を変える「カメレオン経営」の効果が出ているが、先行きには不安も垣間見える。
「テクノロジー株には景気循環と技術革新の2つのサイクルがある。いまは後者」。フィデリティ投信のミンチェン・ゼン・ポートフォリオマネージャーはこう話す。技...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1548文字
関連リンク