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三菱重工4~12月期、純利益97%減 株取引巡り黒字確保

三菱重工業が4日に発表した2020年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比97%減の33億円だった。前年同期に過年度損失に関連した繰り延べ税金資産を計上した反動が大きい。10~12月期に欧州風車大手との提携枠組みの見直しに伴う同社株の取得に絡み831億円の事業利益を計上して最終黒字を確保した。本業は厳しい状況が続く。

20年4~12月期の売上高にあたる売上収益は前年同期比9%減の2兆6033億円。新型コロナウイルス禍のなか火力発電設備の事業が不振だった。航空機生産の調整の長期化も響いた。

事業利益は86%増の237億円だった。風車大手ヴェスタスとの提携枠組みの見直しが押し上げ要因となった。20年12月に同社株を新たに2.5%取得する一方で合弁会社の株をヴェスタスに譲渡。ヴェスタスの株価が合意時より上昇した効果もあり事業利益段階で831億円を計上した。一方で、稼ぎ頭だった火力発電設備の事業で保守点検の後ろ倒しや新製品の不具合が見つかり450億円の下振れが発生した。

21年3月期の通期業績予想は据え置いた。純利益は前期比77%減の200億円とみている。

同日、22年度末をメドに石炭発電設備の生産能力を呉工場から長崎工場に集約すると発表した。配置転換や定年退職などの自然減で呉工場の人員(現在約1000人)を600人程度に減らす。年間50億円の固定費削減効果を見込む。

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