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荏原実業、一時10%高 感染対策品好調で上方修正

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2日の東京株式市場で産業用装置などの荏原実業株が急反発し、一時前日比360円(10%)高の4065円を付けた。前日の取引終了後に2020年12月期の連結業績と配当の見通しを上方修正すると発表した。新型コロナウイルス禍で感染症対策製品が業績をけん引しており、これを好感した投資家の買いが勢いづいた。終値は240円(6%)高だった。

同社は今回、20年12月期の純利益を前の期比55%増の23億円になったようだとした。従来予想から3億4000万円の上振れ。年間配当を前の期比50円増の110円とし、従来予想から10円引き上げるとした。

気圧を下げて病原菌などを室内にとどめたり菌を不活性化させたりする陰圧装置などが好調だ。陰圧装置はこれまで病院向けが主流だったが、病床不足や感染防止で、最近は介護施設やホテルからも引き合いが強まっているもようだ。同社は「受注は19年度の20倍近く、増産体制も整えた。今期も着実に利益貢献が見込める」と説明する。

株価は20年初めから2倍近く高い水準にある。陰圧装置などの需要増が業績を押し上げるとの期待を背景に、コロナ感染の再拡大が目立った12月には4235円と上場来高値を記録した。その後は利益確定の売りもあり弱含んでいた。

足元の株価収益率(PER)は10倍程度と過熱感は乏しく、今回の発表を受けた株高余地はまだ十分にある。ただ今後の持続的な株価上昇には「コロナによる特需があった前期に続き今期も増益基調を維持していけるかどうかが焦点」(auカブコム証券の山田勉氏)との声が聞かれた。

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