日本製鉄株、「鉄冷え」脱却鮮明 脱炭素も好機に
1年8カ月ぶり高値
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8日の東京株式市場では午後に相場が弱含むなか、日本製鉄の健闘ぶりが目を引いた。5日に発表した、高炉休止や1万人規模の合理化などを盛り込んだ2025年度までの5年間の経営計画が買い材料だ。世界中で進む脱炭素も考慮し、5年間で2兆4000億円に達する生き残りをかけた大型投資にも前向きな見方が出ている。バリュー(割安)株への資金シフトを追い風に、株価水準見直しの機運が高まっている。
株価、1年足らずで2倍超 合理化を評価
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