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激動の2020年、テスラ組み入れた投信が成績上位に

投信ランキング

新型コロナウイルス禍が世界の金融市場を大きく揺るがした2020年。3月の世界的な株安から一転、11月には日経平均株価や米ダウ工業株30種平均が歴史的な高値圏に上昇するなど相場環境が激変した。そこで国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF、ブル・ベア型を除く)の年初来リターン(分配金再投資ベース)を11月末時点でランキングしたところ、上位には米国を中心とする世界の株式に投資するファンドが目立った。

テスラ株が運用成績に寄与

年初から最も値上がりしたのは、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Neo 自動運転」でプラス104.6%だった。人工知能(AI)を活用して銘柄を選ぶテーマ型のインデックス型(指数連動型)ファンドシリーズの一つで、世界の自動運転関連企業の株式に投資する。11月末時点の組み入れ比率の1位は、米国の電気自動車(EV)のテスラ(@TSLA/U)だった。株価が年初から約7倍まで膨らんだテスラ株の上昇が運用成績に寄与した。

2位は日興アセットマネジメントの「グローバル・プロスペクティブ・ファンド<愛称:イノベーティブ・フューチャー>」でプラス100.9%。世界の株式のうち劇的な生産性向上や急激なコスト低下などの「破壊的イノベーション」を起こしうるビジネスを手掛ける企業の株式を投資対象とする。同ファンドも組み入れ1位(10月末時点)がテスラだった。ランキング4位にもテスラ株を上位に組み入れている「グローバルAIファンド(為替ヘッジあり)」が入った。

成績下位は通貨選択型が並ぶ

一方、下落率が最も大きかったのは楽天投信投資顧問の「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」。米国の不動産投資信託(REIT)を投資対象とし、ブラジルの通貨レアルの為替取引で収益の上乗せを狙う通貨選択型のファンドだ。

2位から5位にもブラジルレアルの通貨選択型が並んだ。同国での新型コロナウイルス感染拡大や政策金利の引き下げなどを受けてレアル安が進み、このタイプのファンドの成績悪化につながった。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦)

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