インフキュリオン、24億円調達 金融DX支援
フィンテック企業のインフキュリオン(東京・千代田)は5日、ゆうちょ銀行子会社のJPインベストメントや三菱UFJキャピタルなどから第三者割当増資と新株予約権付社債で計24億円超を調達したと発表した。スマートフォン決済などの機能の提供を通じ、金融機関や事業会社のデジタル化を支援する。
投資に参加した凸版印刷や大日本印刷、セレス、TIS(東京・新宿)とは資本業務提携を結び、連携を深める方針だ。
2006年設立のインフキュリオンは決済を中心に金融のデジタル化に取り組んでいる。スマホ決済など複数の金融機能を提供する「BaaS(バンク・アズ・ア・サービス)」のほか、コンサルティングやスタートアップ投資も手がけている。今回の調達資金はBaaS事業や法人向けカード発行事業の推進に充てる。