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リーガルフォース、137億円調達 ソフトバンクG系出資

契約書の審査・管理システムを手掛けるリーガルフォース(東京・江東)は23日、第三者割当増資で総額約137億円を調達すると発表した。ソフトバンクグループ(SBG)傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)など6社から引き受ける。調達資金をもとに2023年3月までに米国をはじめとする海外の現地企業向けの製品を開発する。

リーガルフォースは2017年に創業し、人工知能(AI)を活用した契約書の審査システムや、締結後の契約書管理システムを手掛ける。審査システムは2000以上の企業や法律事務所に、管理システムは450以上の企業に採用されている。

第三者割当増資はSVFのほか、米ベンチャーキャピタル(VC)のセコイア・キャピタル中国法人、セコイア・キャピタル・チャイナやゴールドマン・サックス・アセットマネジメントなど6社が引き受ける。

23日に東京都内で開いた記者会見で角田望社長は「ビジネスにおいて世界中のありとあらゆる企業が結ぶ契約のリスクを扱う事業のポテンシャルが評価された」と話した。調達資金をもとに、米国などの英語圏を中心としAIを使ったレビューサービスなどを海外展開する考えだ。

一方で、AIによる契約書の審査サービスについては6月、政府のグレーゾーン解消制度で適法性が照会され、「違法と評価される可能性がある」との回答が出た。角田社長は「今回、照会されたのは当社のサービスについてではない」とした上で「適法性については個別のサービスごとに見ていく必要がある」と見解を述べた。

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