福島第1原発処理水「責任を持ち結論」 首相

菅義偉首相は8日、東京電力福島第1原子力発電所にたまる処理水の処分について「政府として責任を持って結論を出したい」と述べた。「いつまでも方針を決めずに先送りすることのできない課題だ」と答えた。4日の記者会見で指名されなかった報道各社の質問に文書で回答した。
自民党の吉川貴盛元農相が在任中に大臣室で不透明な現金を受け取った疑惑に関しては本人が説明すべきだとの見解を示した。一般論として「政治家は自らの行動について説明責任を果たすことが求められる」と指摘した。
安定的な皇位継承策の検討を巡っては「男系継承が古来例外なく維持されてきた重みなどを踏まえながら慎重かつ丁寧に検討する必要がある」と重ねて強調した。女性皇族の結婚などによる皇族数の減少への対応は「国民のコンセンサスを得るためには十分な分析と検討、慎重な手続きが必要だ」と説明した。
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。
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