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Facebookの新社名発表をThink! 藤井保文さんら投稿

日経電子版「Think!」は、各界のエキスパートが注目ニュースにひとこと解説を投稿する機能です。10月22~29日のニュースでは、ビービット執行役員CCOの藤井保文さんが「Facebookの新社名発表」を読み解きました。このほか「日米の経済安全保障」「『新しい資本主義』会議」といったテーマの記事に投稿が寄せられました。振り返ってみましょう。(投稿の引用部分はエキスパートの原文のままです)

「Facebookの新社名発表」関連ニュースをThink!

Facebook、社名を「メタ」に変更 仮想空間に注力(10月29日)
米フェイスブックは28日、同日付で社名を「Meta(メタ)」に変更したと発表した。2004年に発足した同社はSNS(交流サイト)を軸に成長してグループ全体の利用者が36億人に迫るが、企業体質や管理体制への批判が高まっている。

藤井保文さんの投稿】 このスクリーンショットでは相当しょぼく見えますが、実際ザッカーバーグのプレゼンは、そもそもリアルかバーチャルかも分からない背景の中でその世界観が表現され、非常にワクワクするものでした。必見です。https://www.facebookconnect.com/ja-jp/

彼らのメタバースにおいて重要なのは「コミュニケーションの新たな在り方」であり、その意味でこれまでのVRとは一線を画します。身の回りのものをホログラムで置き換えたり、無駄な移動を減らしたりすることで、脱炭素まで志向されています。確かに批判のある中ではありますが、決してそれだけではないビジョンと目的が打ち出された大きな意思決定であることが、映像からは伝わりました。

「日米の経済安全保障」関連ニュースをThink!

首相「日米同盟基軸に毅然と外交」 富士山会合(10月23日)
日米の政府関係者や有識者らが国際問題を話し合う第8回「富士山会合」が23日、都内で開かれた。岸田文雄首相がビデオメッセージで「日米同盟を基軸とした毅然とした外交を展開する」と強調した。

チャールズ・レイクさんの投稿】 富士山会合では、安全保障政策を中心に議論が行われたが、地政学的リスクと向き合う上で、経済安全保障(サプライチェーンの強靭性、データや先端技術、等)も不可欠な要素であることが専門家のコンセンサスだった。日本では「戦略的自律性」と「戦略的不可欠性」という二つの観点を軸に政策や法整備を含むルール形成への議論が進んでいる。今月初めの日米財界人会議の共同声明でも、経済安全保障の重要性が「総論」として合意されたが、予見性と透明性の高い基準を作成することの難易度についても認識が共有された。日米両国で、政・官・民の間で浮き彫りになり始めている「各論ギャップ」を建設的で充実した対話で埋めることが極めて重要だ。

「『新しい資本主義』会議」関連ニュースをThink!

「新しい資本主義」会議、看板掛け替えの懸念も(10月26日)
岸田文雄首相は26日、「新しい資本主義」の実現に向けた有識者会議の初会合を開いた。首相は会議でデジタルやグリーンなどを柱に11月上旬にも緊急提言案をまとめるよう指示した。

諏訪貴子さんの投稿】 この会議に出席させて頂きました。様々な分野の視点からのお話を沢山聞くことが出来ました。詳細は語れませんが、大変勉強になりました。私は中小企業の現状と今後についてお話させて頂きました。これからどのようにこの会議が進められていくのか楽しみです。私も問題提起をしっかりさせて頂き、微力ながら貢献していきたいと思ってます。

「財務次官の文芸春秋砲」をThink!

「日本の自殺か沈没か」 財務次官の文芸春秋砲(10月25日)
財務省の矢野康治次官が月刊誌「文芸春秋」(11月号)に寄稿した「財務次官、モノ申す 『このままでは国家財政は破綻する』」が多方面で議論を巻き起こしている。

渡部恒雄さんの投稿】 矢野財務次官の提言は、財政・経済の専門家だけでなく、国家と国民の未来に責任を負うべき政治家ならば常識として内面化しておくべきことだと思います。国家財政が破綻、あるいは破綻寸前の状況に陥れば、国家防衛も経済運営にも危機だからです。ただ選挙前においては「バラマキ」批判は政治家にとっては邪魔です。そこで出てくるのが「財務省陰謀説」でこの選挙中も耳にしました。矢野論文は財政を健全化するためにコロナや経済対策を犠牲にしろとはいっていません。総選挙では経済、安全保障、社会保障で、自分の孫の世代が安全で豊かに暮らせるかどうかを、真剣に考えている人物を選ぶ必要があります。矢野論文はいいリトマス紙だと思います。

「ワクチンの2回目接種率」関連ニュースをThink!

2回目接種、8割前後で頭打ちの公算 第6波へ備え必須(10月26日)
国内で新型コロナウイルスのワクチン接種が一巡してきた。全人口のうち2回の接種を完了した割合は7割に達し、現在の接種ペースが続くと11月下旬にも8割前後で頭打ちになる見込みだ。

【花村遼さんの投稿】 デルタ株は理論上は集団の85%が免疫を獲得すると集団免疫を獲得し、感染が収束に向かいます。一方で、接種率が84%のシンガポールで新規感染者が増加している理由は実はよくわかっていませんが、外国人労働者施設などの局所的な公衆衛生意識の低さや、接種からの時間経過による免疫の減弱化などが原因としては考えられます。事実、接種率が8割を超え、公衆衛生意識の高いカナダでは感染が抑えられています。日本においても当面はマスク・手洗い・うがいを意識した生活をし、どこかのタイミングでブースター接種をすることで、実質的な集団免疫を獲得し続け、経済活動を元に戻していくようなシナリオが妥当なラインでしょう。

「枠にはめる教育」関連ニュースをThink!

枠にはめる教育固執 同調圧力絶ち自由な発想を(10月28日)
頭髪や服装に関する厳しい校則は非行が問題化した1980年代に広がった。その後に一部緩和されたが、滑稽なほど細かい「ブラック校則」は今も残る。

山崎俊彦さんの投稿】 「米マサチューセッツ工科大の教員に「どんなにばかなことでも質問しなくてはいけない」と言われ、「質問することが良しとされる世界に行こう」と決意した。」これに尽きると思います。では、「積極的に質問しましょう」で好転するかといったら無理です。そこで、私は講義や講演で質問が出た時「そんなこともわからないのかと思われないかとか、馬鹿な質問をしてと思われないかとか心配しなくてもよい。あなたが疑問に思っていることはこの部屋の大抵の人も疑問に思ってるはず。勇気をだして質問してくれてありがとう。すごく助かる。」という旨を伝えています。


Think!
平日のニュースに投稿がつく「Think!」。これまでの投稿のまとめ読みと、エキスパートのみなさんのご紹介は次のページから。

【投稿まとめ読み】
https://r.nikkei.com/topics/topic_expert_EVP00000
【エキスパート一覧】
https://www.nikkei.com/think-all-experts

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