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ヴァージン創業者の宇宙飛行 為末大さんらとThink!

日経電子版「Think!」は、各界のエキスパートが注目ニュースにひとこと解説を投稿する機能です。7月9~16日のニュースでは、元陸上選手でDeportare Partners代表の為末大さんが「ヴァージン創業者の宇宙飛行」を解説しました。このほか「EU、35年にガソリン車販売禁止」「障害年金受給の注意点」といったテーマの記事に投稿が寄せられました。振り返ってみましょう。(投稿の引用部分はエキスパートの原文のままです)

「ヴァージン創業者の宇宙飛行」関連ニュースをThink!

ヴァージン創業者、宇宙飛行に成功 ベゾス氏に先んじる(7月12日)
ニューメキシコ州の宇宙空港を離陸するヴァージンの宇宙船=AP
米宇宙開発ベンチャーのヴァージン・ギャラクティックは11日、創業者のリチャード・ブランソン氏らを乗せた宇宙船の試験飛行に成功した。
元陸上選手/Deportare Partners代表 為末大さん

【為末大さんの投稿 立花隆さんの著作である「宇宙からの帰還」で、宇宙飛行士が地球に戻ってきてからどう価値観が変化したかが書かれています。敬虔なクリスチャンになったり、ビジネスマンになったり様々ですが、共通しているのは国境は人工的なものであること、人間には大した違いがないと感じたこと、があります。取材した宇宙飛行士の一人が「いつか世界中のリーダーが宇宙から地球を眺める日が来たら争いがなくなるのではないか」と語っています。当時は夢の話であった多くの人が宇宙に行く時代を迎え、本当に人の価値観は宇宙に行けば変わるのかの結果をもうすぐ私たちは見ることができます。

「EU、35年にガソリン車販売禁止」関連ニュースをThink!

EU、35年にガソリン車販売禁止 50年排出ゼロへ包括案(7月14日
欧州連合(EU)の欧州委員会は14日、温暖化ガスの大幅削減に向けた包括案を公表した。ハイブリッド車を含むガソリン車など内燃機関車の新車販売について2035年に事実上禁止する方針を打ち出した。
WiL 共同創業者兼CEO 伊佐山元さん

【伊佐山元さんの投稿 EV=「正義」というような世界観で進む欧州の自動車産業の変化が、日本や米国でも適用されるべきなのかは慎重に考えるべきだと思っている。実際にテスラだらけのシリコンバレーにおいても、高速充電の設備が十分でなく、EVが増えれば増えるほど不便も増えている。そこに、昨今の異常気象による電力需要の急増で、停電することも増えており、電気だけで駆動する製品に囲まれる生活への不安は増えている。特に、EVが環境に優しくなる前提は、クリーンな電力が安価に、安定的に供給されることが前提だとすると、原子力が禁じ手になった日本では、欧州とは違った発想のリーダーシップが求められるであろう。

「障害年金受給の注意点」をThink!

障害年金、うつ・がんも対象 申請漏れ多く時効は5年(7月12日)
ケガや病気で生活に支障がある人がもらえる障害年金。受給者は拡大の一途だが、制度の理解不足から申請漏れがかなり多いとされる。仕組みと賢く受給するための注意点をまとめた。
ファイナンシャル・ジャーナリスト、LIFE MAP,LLC代表 竹川美奈子さん

【竹川美奈子さんの投稿 「障害年金はうつ病など精神疾患、糖尿病といった内臓疾患やがんなど、傷病名にかかわらず、生活や仕事に支障がある状態になれば請求できる」ことは知っておきたいところです。障害年金を受給できると、生活を経済的にも精神的にも支えてくれます。

ただ、障害年金の請求は個人で行うにはハードルが高いという声もよくききます。社会保険労務士など専門家の助けを借りるという選択肢もあるでしょう。もっとも、専門家がみな障害年金の知識が豊富で実務に長けているわけではありません。知り合いを介して紹介してもらったり、記事中のNPO法人などに電話相談したりすることが必要です。

「最低賃金」関連ニュースをThink!

最低賃金3%上げ、全国平均930円 審議会が28円増で決定(7月14日
中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会は14日、2021年度の最低賃金を全国平均で28円を目安に引き上げ、時給930円とすると決めた。
法政大学経済学部教授 小黒一正さん

【小黒一正さんの投稿 労働市場(労働の需給と賃金)に関する部分均衡分析モデルでは、賃金を均衡賃金よりも引き上げると失業が発生しますが、このモデルは単純過ぎるということかも。実際にはモデルの均衡賃金は最低賃金ではないためです。現実の賃金には分布が存在し、最低賃金はこの賃金分布の下限を決めるだけです。例えば、最低賃金を引き上げても、企業が(それ以外の賃金や労働時間を圧縮し)総人件費が概ね変わらないように調整するのは可能で、その場合、賃金分布の平均である均衡賃金はあまり変化しないわけです。これは一種の再分配の効果を有するわけですが、調整できない零細企業を含め、そのコストを誰が負担しているのかという分析も重要に思います。

「ワクチン接種証明」関連ニュースをThink!

ワクチン接種証明、なぜ「紙」頼み? 遠いデジタル化(7月12日)
政府は7月後半にも、市区町村が海外への渡航者を対象に新型コロナウイルスのワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)を発行できるようにする。ただし当面は紙による申請や交付のみだ。
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA) 助教授・医師 津川友介さん

【津川友介さんの投稿】 世界で最も数多くの新型コロナワクチンを接種しているアメリカも、実は接種証明書は紙ベースです。デジタルのシステム開発に時間がかかることと、デジタル化することで教育水準が低い層やデジタルが苦手な高齢者層が取り残されてしまうことを避けたのだと思います。長期的にはデジタル化した方がよいことは明らかですが、それによってワクチン接種のスピードが遅くなるリスクがあるのでれば、今回のような有事の際はまずはアナログで進めて、状況が改善した段階で紙ベースのデータをデジタル化する方がよい可能性もあります。もちろんワクチン接種前から医療・健康情報のデジタル化が進んでいる場合には、それを利活用するほうがよいですが。


Think!
平日のニュースに投稿がつく「Think!」。これまでの投稿のまとめ読みと、エキスパートのみなさんのご紹介は次のページから。

【投稿まとめ読み】
https://r.nikkei.com/topics/topic_expert_EVP00000
【エキスパート一覧】
https://www.nikkei.com/think-all-experts

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