米国株、ダウ一進一退で始まる ハイテク売りが重荷
【NQNニューヨーク=三輪恭久】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は一進一退で始まり、午前9時35分現在は前日比27ドル03セント高の4万3266ドル53セントで推移している。同日朝発表の米物価指標が市場の想定通りの内容だった。物価上振れへの警戒が薄れ、株買いにつながっている。半面、ハイテク株への売りが続いており、投資家心理の重荷となっている。ダウ平均は下落に転じる場面がある。
28日朝発表の1月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比0.3%上昇した。食品とエネルギーを除くコア指数も同0.3%上昇し、いずれもダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想に一致した。インフレが再加速するとの警戒が薄れ、株式の買い安心感につながっている面がある。
トランプ米政権による関税政策は投資家心理の重荷になっている。前日にはカナダとメキシコに3月4日から関税を課す方針を示したほか、中国には追加関税を発動する考え。これに対し、中国は報復措置に出る可能性を示唆した。米国の物価上昇や景気の悪化につながるとの懸念は根強く、株価の上値を抑えている。
ダウ平均の構成銘柄ではトラベラーズやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)といったディフェンシブ株が上昇している。シャーウィン・ウィリアムズやスリーエム(3M)も高い。一方、前日に大幅安となったエヌビディアは下落。マイクロソフトやアップルなどハイテク株の下げも目立つ。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落して始まった。








