米長期金利1% それでもドル安は揺るがない
NQNシンガポール 編集委員 今晶
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米国で上下両院の多数派を民主党が握り、大統領職を加えた「トリプルブルー」が確実になった6日、財政拡大の思惑から米長期金利(10年物国債利回り)は10カ月ぶりに1%の節目を超えた。それでも外国為替市場では米ドル安基調は簡単には崩れそうにない。米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融緩和政策の長期化が予想され、海外マネーは為替リスクをとって米国債を運用するのに慎重なためだ。
米長期金利1%超えのイ...
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