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半導体、世界でなぜ不足?

2021年1月25日の日本経済新聞朝刊1面に「半導体増産 台湾に要請」という記事がありました。世界的に半導体不足が深刻な問題となるなか、日米独などの各国が台湾当局に半導体の増産を要請していることが分かりました。なぜ半導体が不足しているのでしょうか。

ここが気になる

2020年秋以降、半導体不足が続いています。新型コロナウイルスの影響でテレワークが世界中で広がり、パソコンなどに使う電源管理用の半導体がまず足りなくなりました。さらに世界最大の中国の自動車市場の回復を受け、半導体不足で車の生産が制限される事態になっています。車に使われる半導体では「走る、止まる、曲がる」といった動きを制御するマイコンなどが不足しているといいます。

半導体の生産に時間がかかることも不足の要因となっています。車メーカーは車需要が落ち込むとみて20年春に半導体の発注を大きく絞りましたが、回復は想定以上のペースでした。半導体は通常、材料を投入してから製品ができあがるまでに3カ月以上の時間がかかるため、車の需要回復に合わせて発注を増やしても間に合いません。また米政府による中国企業への制裁もあって、半導体の調達先が限られたことも不足に拍車をかけています。

台湾当局は半導体増産の要請を受けて、世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)や、同世界4位の聯華電子(UMC)などに車用の半導体の増産対応を急ぐように促しました。今回のように製造業の部材不足を理由に各国が特定の国や地域に対し、増産などの協力を求めるのは異例のことです。それだけ「産業のコメ」と呼ばれる半導体の不足は深刻な事態なのだと痛感します。

若手編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は1月25日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。サツマイモを炊飯器で炊くのにはまっている。

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