ドールハウス人気再燃 本場も一目置いた日本の技術
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ミニチュアブームを支えるのは確かな技術だ。ドールハウスは日本上陸から約40年。本場・欧米に及ばなかった技術レベルに追いつこうと、米国から専門家を招いたり、鉄道模型のノウハウを導入したり。涙ぐましい努力の結果、海外から注文を受ける作家が登場するまでになった。国内での人気も再燃し、国内外で存在感を高めている。
手芸の集大成
ドールハウスは12分の1の縮尺で家を再現する、ミニチュア趣味のジャンルの一つ...

日本の「ミニチュア」に若い世代や企業が熱い視線を送っている。スマホの写真にすっぽり収まるそのサイズはツイッターやインスタグラムなどSNS(交流サイト)と相性抜群。ストーリー性のあるビジュアルは広告の主役になり、作ったり食べたりと楽しみ方も広がる。新型コロナウイルス禍をも追い風に変え、日本発のコンテンツとして世界に羽ばたけるか。(この連載は本編5回、番外編1回で構成します)