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コロナとインフル患者を把握 都医師会がシステム稼働

感染状況を地図上に表示する(出所:東京都医師会)
日経クロステック

東京都医師会は23日から、都内の新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの患者数などを区市町村ごとにリアルタイムで把握する新システムを稼働する。医療機関が患者情報や検査情報をパソコンやスマートフォンからシステムに直接入力する。入力に基づく感染状況などを閲覧できるのは医療機関に限られ、医療現場での感染対策などに役立てるのが狙い。

新たに稼働するのは「コロナ・インフルエンザWeb」。都医師会が300万円で開発、月30万円かかる保守費用も都医師会が負担する。会員の医療機関にはIDとパスワードを配布し、医療機関はインターネットに接続したパソコンやタブレット端末、スマホからシステムにアクセスする。また、新型コロナ患者については、東京都が毎日発表する地区ごとの集計データも表示する。

入力する項目は患者の年齢や性別、基礎疾患、発症日などの患者情報やインフルエンザや新型コロナの検査情報。患者の所在地は住所ではなく郵便番号を入力するなどして、個人を特定できるようにしない。入力データや東京都の発表データを基に、都内の感染状況を地図上で表示する。閲覧できるのはIDとパスワードを持つ医療機関に限られ、都医師会の会員以外の医療機関は申請すればIDとパスワードが発行される。

スマホの入力画面。入力項目は多くが選択式で、手入力を極力減らした(出所:東京都医師会)

感染症法に基づき新型コロナ感染者の情報を迅速に把握するために厚生労働省は「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)」を開発し、医療機関などで感染者のデータ入力を進めているが、いまだ収集したデータを活用した正確な感染状況分析はできていない。都医師会が開発したシステムは感染症法に基づく報告とは別途、迅速に区市町村レベルでの感染情報把握をすることで、医療関係者が医療現場での感染対策に役立てる。

(日経クロステック/日経コンピュータ 長倉克枝)

[日経クロステック 2020年12月21日掲載]

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