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日立、基幹システムのクラウド移行を支援するサービス

日経クロステック

日立製作所は19日、基幹システムのクラウド移行を支援する新サービスの販売を開始した。同社がこれまで培ってきたクラウド移行のノウハウをプロフェッショナルサービスとして体系化したうえで、「クラウド移行アセスメントサービス」「プラットフォーム向けモダナイゼーション支援サービス」「コンテナ環境構築・運用サービス」の3サービスを提供する。価格はいずれも個別見積もり。

「Hitachi Cloudサービス」の概要(出所:日立製作所)

顧客のクラウド移行支援について、「Hitachi Cloudサービス」として体系化した。「クラウド移行の3フェーズに沿ってサービスを整理したのと、移行パターンを5つのマイグレーション方式にまとめたのがポイント」(日立製作所サービス&プラットフォームビジネスユニットSoftware CoEの加藤明本部長)である。

移行の最初のステップである「Plan(戦略策定・計画)」では、オンプレミス(自社)環境にある現行システムの整理や、移行に向けたアセスメントを行う。その際に使うのが、今回発表したクラウド移行アセスメントサービスだ。「移行性や運用性、信頼性など6つの観点からレーダーチャートで分析し、システムに合ったシステム構成を提案する」(日立製作所サービス&プラットフォームビジネスユニットIoT・クラウドサービス事業部の見方享二基盤開発本部長)。

マイグレーション方式は「Rehost(ストレート移行)」「Revise(アプリ維持)」「Rearchitect(アプリ見直し)」「Rebuild(アプリ再構築)」「Replace(刷新)」の5つの中から、システム要件に応じて最適なものを選ぶ。

続くステップである「Move&Build(移行・構築)」では今回、IT(情報技術)モダナイズを支援する2つのサービスを発表した。プラットフォーム向けモダナイゼーション支援サービスは既存アプリのコンテナ化を支援する。コンテナ管理ツール「Kubernetes(クーバネティス)」を活用するための標準テンプレートを用意し、コンテナ化のための設計、実装、テストを短期間で行う。同社のデジタルソリューションプラットフォーム「Lumada Solution Hub(ルマーダ・ソリューション・ハブ)」との連携も可能である。

コンテナ環境構築・運用サービスでは、コンテナ化したアプリを安定稼働させるためのコンテナ管理基盤を構築する。コンテナ管理ツールとしては米レッドハットの「Red Hat OpenShift(オープンシフト)」をはじめ、クラウド事業者提供のKubernetesを使ったマネージドサービスが使える。日立の監視システムやバックアップシステムを組み合わせることで、基盤の信頼性を高める。

(日経クロステック/日経コンピュータ 森山徹)

[日経クロステック 2021年1月19日掲載]

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