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経費7兆円減、特に減った経費は?

2021年3月16日の日本経済新聞朝刊1面に「コロナ禍、経費7兆円減」という記事がありました。上場企業の2021年3月期の関連経費が前期比で約7兆円減る見通しです。特に減ったのはどの項目なのでしょうか。

ここが気になる

新型コロナウイルスの影響で対面での営業や会議、イベントが少なくなったことで、企業の経費(固定費)が減っています。固定費には出張費や広告宣伝費、人件費、減価償却費、交際費、水道光熱費などが含まれますが、その中でも特に大きく減るのが出張費です。コマツは海外子会社の幹部を日本に集めていた会議をオンラインに切り替えました。出張が減ったことで、今期の固定費を252億円削減しました。

会食の自粛が広がり、年3兆9000億円程度あった交際費も減っています。気になるのは削減した固定費の使い道ですが、成長投資に回す企業もあるようです。アサヒグループホールディングスは倉庫の自動化などで捻出する資金を、二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる投資に振り向けます。AGCは在宅勤務の定着で圧縮した費用をデジタル人材の育成に充てます。

出張費、交際費が減ったということは、航空や宿泊、飲食など関連ビジネスが打撃を受けるということでもあります。特に航空会社や鉄道会社は乗客数が少なくても機体や車両の減価償却費や乗務員の人件費、燃料費といった固定費が発生し、経営の重荷になっています。

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この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。飲み会はあまり好きではありませんが、最近は少し恋しくなります。

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