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サイバー攻撃、製造業は8位から2位へ IBMがリポート

日経クロステック

日本IBMは9日、米IBMがサイバー脅威に関して分析した「X-Force脅威インテリジェンス・インデックス2021」の日本語版フルリポートを公開した。20年に頻繁にサイバー攻撃の対象となった業界として、製造業を挙げている。19年の8位から大きく順位を上げ、2位になった。1位は金融・保険業だった。エネルギー業が9位から3位へ急上昇した。

製造業やエネルギー業における生産設備の運用技術が、あらゆるモノがネットにつながるIoTの広まりなどをきっかけにインターネットへ接続されるケースが増えている。このことが背景にあると推察できるという。

攻撃者が使用する手法の割合としてはデータの窃盗が13%と、19年の5%から増大した。日本IBMセキュリティー事業本部コンサルティング&システムインテグレーションの小川真毅理事/パートナーは「データ窃盗の増加は、攻撃者が以前と比較し攻撃対象のより深くまで侵入できるようになったことを示す」と指摘、社内外のネットワークをファイアウオールで区切って社内を安全なものと見なす境界型セキュリティーだけで脅威を防ぐ難しさについて警鐘を鳴らした。

米IBMが運営するセキュリティー研究開発機関「IBM X-Force」が20年1月から12月にかけて、IBMの顧客や公的機関を対象に調査した。X-Force脅威インテリジェンス・インデックスは毎年発行される。

(日経クロステック/日経コンピュータ 大川原拓磨)

[日経クロステック 2021年3月9日掲載]

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