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ルネサス、車載半導体を改良「AI性能を4倍に」

日経クロステック

ルネサスエレクトロニクスは9日、車載半導体(システム・オン・チップ=SoC)「R-Car V3H」を改良し、人工知能(AI)の処理性能を高めたと発表した。

自動運転「レベル2+」相当の高度な運転支援に対応した車載用フロントカメラやサラウンドビュー、自動パーキング、運転者や同乗者のモニタリングシステムなどに使える。「自動車市場では、ドライバーモニタリング、パーキングアシスト、ドライバー識別、同乗者検知など、高性能な深層学習(ディープラーニング)機能へのニーズが高まっている」(同社車載デジタルマーケティング統括部統括部長の吉田直樹氏)

V3Hは2018年2月に発売したが、今回は低消費電力性をそのままに、ディープラーニングの推論処理に使う畳み込みニューラルネットワーク(CNN)用IP(回路情報)の処理性能を従来比4倍の3.7TOPS(毎秒3.7兆回)に高めた。コンピュータービジョン用IPを含むV3H全体では最大7.2TOPSの性能を持つという。

自動車の安全性を評価するNCAP(新車アセスメントプログラム)の25年版に対応できるという。新製品は22年第1四半期から量産する。

(日経クロステック/日経Automotive 木村雅秀)

[日経クロステック 2021年2月9日掲載]

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