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大河「青天を衝け」、コロナで異例の2月スタート

大河ドラマ「青天を衝け」の場面

「日本資本主義の父」と呼ばれ、新1万円札の顔として注目されている渋沢栄一の人生を描く、NHKの大河ドラマ「青天を衝(つ)け」が2月14日から始まる。新型コロナウイルスの影響で前作の放送スケジュールがずれ込み、異例の2月スタートとなった。コロナ対策で収録時間が長引くなど制作には困難もあるが、主演の吉沢亮は「生きる、ということに寄り添ったドラマだと思う。生命力にあふれ、エネルギッシュ。今の時代だからこそ見てほしい」と話す。

幕末、武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)の農家に生まれた栄一は、尊皇攘夷に傾倒するものの、徳川慶喜(草彅剛)と出会い幕臣に。パリ万博に随行し、民間が力を発揮する西洋の国づくりを目の当たりにする。明治以降、約500の企業を育て、晩年は民間外交にも尽力した。スタート当初のドラマは、血洗島で農作業にいそしむ栄一と、慶喜らが江戸で繰り広げる政治劇の2つのパートを同時並行しながら進む。

昨年7月、コロナ対策をしたうえで収録を始めた。ドラマの撮影はリハーサル、カメラテストを経て本番となるが、コロナ対策のため本番ぎりぎりまで俳優はマスクをしたままという。「(演出する)監督が一番大変なのは、俳優の芝居を(完全な形で)見られるのが本番の1回だけということではないか」と大老・井伊直弼役の岸谷五朗。栄一の幼なじみ・千代を演じる橋本愛は、栄一から告白されるシーンに驚いたという。「本番まで(栄一役を演じる吉沢の)目だけ見ていたのでりりしく、精悍(せいかん)な印象だったが、マスクを取ると必死(の表情)だったと分かり、いとおしくなった」。本番の撮影にのぞむためマスクを外すと、マスク跡を消すなどのメーク直しが必要となり通常より時間も余分にかかる。

第1話の大砲を連発する場面で、人物が密になっているように見えるが、実際には「エキストラがまばらにいて、CGで合成している」と制作統括の菓子浩氏。「今まで通りのロケができない分、CGで補ったり違うシーンで語るようにしたり、考えながら作っている」という。栄一にとってフランス・パリへの渡航は人生を一変させるヤマ場の1つだが、パリでのロケ撮影についても「この状況では無理だろう」と菓子氏は見る。ただ「(現地に)行けなくても、パリ編がなくなることはない」とし、現地映像と合成するなどの工夫を考えているという。

(関原のり子)

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