「処理水」を考える 俳人 黛まどか
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東日本大震災から10年が経(た)つ。復興が進む他方、先延ばしに出来ない重大な問題が福島にはある。
福島第一原発では、廃炉に向けた作業の過程で、放射性物質を含む汚染水が日々大量に発生している。放射性物質を除去し、除去できないトリチウムと共に「処理水」として巨大タンクに保管(放射性物質が残るタンクもある)。総量は既に1000を超え、来年10月には保管場所が限界に達する。2016年と20年に原発を視察し...
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