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安部龍太郎「ふりさけ見れば」(336)

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昼食は厨房の名物となった饅頭(まんじゅう)と野菜の湯(タン)だった。料理人が卓に並べ始めるとふかした饅頭のいい香りがして、ずっと昔に王維が厨房から持ってきてくれた時のことを思い出した。

するとふいに胃のあたりに差し込むような痛みが走り、強烈な吐き気が突き上げてきた。

「すみません。失礼いたします」

仲麻呂は喉の奥からこみ上げてくる吐き気に耐えながら席を立ち、廊下のはずれにある厠(かわや)に急いだ...

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