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安部龍太郎「ふりさけ見れば」(86)

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馬車は昇平坊の北門を出て、延興門通りを東に向かった。

若晴(じゃくせい)と翼(つばさ)と翔(かける)は、いつまでも通りに立って見送っている。仲麻呂はその視線を全身で感じながらも、窓から顔を出してふり返ろうとはしなかった。

吉麻呂(よしまろ)はすすり泣きをこらえながら、何度も窓から顔を出してふり返っている。家を留守にすることが多かった仲麻呂や若晴に代って翼と翔の面倒を見てきたので、別れの辛さがひとき...

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