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シニアにもダンスを EXILE・TETSUYA㊤

4月、厚労省から「健康クリエイター」を委嘱された

ダンス&ボーカルグループ、EXILEの一員であり、通信制の学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校と提携するEXPG高等学院の学長でもあるTETSUYAさんに、新たな「顔」が加わった。4月16日、厚生労働省から「健康クリエイター」に委嘱された。

杉良太郎さんに誘われて

新しい仕事との縁は、いつもお世話になっているという俳優の杉良太郎さんが結んでくれた。厚労省健康行政特別参与の杉さんは、一般社団法人日本国際ダンス連盟の名誉会長でもある。

「以前からお話をする度に杉さんは47都道府県にシニアのダンスチームをつくるのが夢だとおっしゃっていて。『ダンスをシニア層の健康づくりに役立てたい。TETSUYAはその旗振り役になってほしい』と。ダンスで心も体も健康になり、笑って踊るシニアのダンサーがいるのは僕らにとっても夢がある。例えば、なじみの演歌をヒップホップ調にリミックスしたらテンションが上がって踊ってもらえるかなとか。楽しいダンスの仕組みをシニア層につくれたらと思う」

中学校の授業でダンスが必修化されたのが08年。13年からTETSUYAさんも出演する子供向けの日本初のダンス教育番組「Eダンスアカデミー」がNHKで放送され、今年からダンスのプロリーグ「D.LEAGUE」も始まった。感じるのはダンスの持つ可能性の広がりだ。

1畳と音楽さえあれば

「一口にダンスと言っても、僕らはヒップホップをベースにブラックカルチャーに憧れてやってきた。今は幅が広がり、カルチャーやアートから競技としてのダンスもある。24年パリ五輪でブレイキン(ブレイクダンス)も正式採用された。切り口も教育、フィットネス、健康、いろいろなアプローチがある。ここまで開拓できるものがあったら可能性を広げることにチャレンジしなければと思う」

新型コロナウイルス禍に逆風は感じる。音楽と1畳ほどのスペースがあれば楽しめるシンプルさ、道具も必要ない。SNS(交流サイト)など自分のダンスを気軽に披露できる場もある。しかし、新型コロナは「3密」を禁じ、人と人が体を寄せ合うことを許さない。

「ダンスの根源は日本ならお祭りにある。大勢の人が集まり、一つの音楽に合わせて同じ動きをする。そのときに発せられるエネルギーや祈りや願いを全員が共有することでダンスと音楽に人々はパワーを感じる。今はそれができない。一刻も早くコロナ禍が落ち着いて、より幅広い年代の人たちと、そんなダンスのパワーを共有できたら……。雨乞いから始まったともいわれるダンスですが、それが今の僕の祈りかもしれません」

(武智幸徳)

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