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若者に学ぶ「独り」時間 適度な距離、コロナ禍で気づき

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孤独を前向きに受け止める生き方が注目されている。新型コロナウイルス禍で直接つながるのが難しくなる中、独りの自由を楽しみオンラインで人ともつながる若い世代に学ぶシニアもいる。孤独と折り合いを付け豊かな時間を持つ「孤立しない孤独」を考える。

山梨県小菅村は人口700人ほどの山あいの集落。建築会社代表の和田隆男さん(73)は4年前からこの村で一人暮らしを始めた。週末だけ甲府市のマンションで夫婦で過ごす。

村である青年と出会った。アスレチック施設「フォレストアドベンチャー・こすげ」のスタッフ、杉田甲斐さん(27)。「小菅は静かで好きですね。みんな知り合いなので無理して人とつながる必要がない」。独りを楽しんでいた。

「つながっていないと怖い」強迫観念

杉田さんは本業以外にも物産館のレジ打ちや養魚場のバイト、小学校の子供教室の世話係など「暇なら何でもやる」。移住者の犬の散歩や柿の収穫も「楽しければタダでも別にいい」。都会に出た友達とは「LINEやフェイスブックでいつでもつながれる」ので、孤独を感じることはない。

いつも独りで自由に動いている姿に和田さんは驚いた。「設計事務所に長く勤めていた東京では、組織に属して誰かとつながっていないと怖い。孤独を恐れる強迫観念があった」

和田さんにはずっと気になっている歌がある。「一年生になったら」という童謡だ。1年生になったら、友達100人できるかなといった内容。幼稚園や小学校でよく歌われる。「友達はたくさんいないとダメと刷り込まれてきた

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