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ジブリパーク開園、映画シーン間近に 経済効果480億円

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スタジオジブリのアニメの風景を再現したテーマパーク、ジブリパーク(愛知県長久手市)が1日午前、開園した。チケットは事前予約制で、1日は約5千人が来園する予定だ。全国区の観光地が少ないと見られてきた愛知県では集客の目玉として期待されており、施設を整備する県は、全面開業する2023年度以降の経済効果を年480億円と試算している。

この日はカウントダウンのかけ声とともに午前10時に開園。愛知県の大村秀章知事とジブリパークの製作を担った映画監督の宮崎吾朗氏が来園客を出迎えた。

埼玉県東松山市から来た会社員の浅見有香さん(27)は「一番好きなのは映画『千と千尋の神隠し』。キャラクターのカオナシと電車に乗れる展示が楽しみです。小さい頃にわからなかったシーンが大人になって改めて見ると分かったりする奥深さがジブリの魅力。一つ一つの展示をゆっくり見たい」と笑顔で話した。

ジブリパークは5つの区画に分かれており、まず3区画がオープン。ジブリ作品の絵コンテや小道具を展示する「ジブリの大倉庫」、映画「耳をすませば」の風景を再現した「青春の丘」、「となりのトトロ」の木製遊具を置く「どんどこ森」の3エリアだ。23年秋に「もののけの里」、24年3月に「魔女の谷」が加わる。年間来場者は今回の3エリア開業で約100万人、全5エリアがそろうと約180万人を見込む。

代表取材によると開園直後の「ジブリの大倉庫」では、映画「天空の城ラピュタ」に登場する廃虚の庭園「天空の庭」で、女性2人組が高さ約4㍍ロボット兵の写真を熱心に撮影。映画「となりのトトロ」の世界を表現した遊び場「ネコバスルーム」では、女の子がネコバスの正面の窓から体を出したり上によじのぼったりして笑顔を見せていた。開園から30分ほどたつと、ジブリ作品の登場人物になりきり、名場面を体験できる「ジブリのなりきり名場面展」前に30人ほどの行列ができた。

パークは公設民営で、愛知県が05年の愛・地球博(愛知万博)の会場となった記念公園の中に340億円をかけて整備した。運営は中日新聞社とスタジオジブリ(東京都小金井市)が共同出資した会社が担う。

チケットは「ジブリの大倉庫」が平日大人2000円、休日2500円など。混雑を避けてジブリ映画の世界をゆったり楽しめるよう日時指定の予約制で、すでに年内のチケットは完売した。ジブリファンは海外にも多く、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ訪日客の回復も集客のカギとなる。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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