中部電力グループ、岐阜・高山で地熱発電所完成

中部電力グループなどは30日、岐阜県高山市の奥飛驒温泉郷に建設した中尾地熱発電所の竣工式を開いた。発電所の出力は1998キロワットで、年間発電量は約1500万キロワット時(一般家庭4千世帯分の使用電力量に相当)の見込み。12月1日から営業運転を始める。
発電のためにくみ上げた熱水は、地元の温泉事業者に無償ですべて供給する。中部電力グループのシーエナジーが45%、東芝子会社の東芝エネルギーシステムズが55%を出資して設立した中尾地熱発電(岐阜県高山市)が運営を担う。