さよなら名鉄レジャック 名古屋の若者拠点、23年春閉館

ボウリング場や飲食店が並ぶ名古屋駅近くの商業施設「名鉄レジャック」が2023年3月末で営業を終える。運営する名鉄グループのメルサ(名古屋市)が30日、発表した。名古屋鉄道が大規模な再開発を予定している区域の一部。当初は22年の着工を目指したが、新型コロナウイルスの流行を受け延期した。レジャックは1972年に開業して建物が老朽化しており先に解体する。
レジャックは名鉄名古屋駅から徒歩5分ほどで地上8階、地下2階建て。喫茶店やゲーム店、ディスコやビリヤード場、美容室などが長年、若者を集めてきた。今は、名古屋発祥の鍋料理店「赤から」やサウナ「ウェルビー」といった21店が入っている。売上高は92年度のピーク時には39億円ほどあったが、コロナ禍の時短営業の影響などで21年度は10億円まで落ち込んだ。
名鉄は24年度をめどに再開発計画を決める方針だ。レジャックの取り壊し時期や跡地の活用方法などは未定だという。
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