新型アクア、生産開始 トヨタ東日本「震災復興に貢献」
トヨタ自動車東日本(TMEJ、宮城県大衡村)は30日、ハイブリッド(HV)専用のコンパクトカー、新型「アクア」の生産開始を記念した式典を開いた。生産を担う同社の岩手工場(岩手県金ケ崎町)からオンラインで配信した。トヨタ自動車の豊田章男社長は「アクアは東北復興の星だ。初代から10年がたち、2代目も岩手で立ち上がることをうれしく思う」とのビデオメッセージを寄せた。

新型アクアはトヨタが19日から発売した。2011年の初代登場以来、初のフルモデルチェンジだ。初代アクアは東日本大震災があった11年に岩手工場で生産を始め、雇用やサプライチェーンの面から震災復興に貢献してきた。
TMEJはアクアや「C-HR」、ヤリスの生産を手掛けてきた。アクアの月間の販売目標は9800台。宮内一公社長は「アクアは震災復興と東北経済の回復の象徴として新しい時代を切り開いていく」と話した。
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