岐阜プラ、プラスチック再資源化会社に出資
資材メーカー、岐阜プラスチック工業(岐阜市)は使用済みプラスチックの再資源化を手掛けるアールプラスジャパン(東京・港)に子会社を通じて出資する。出資額や比率は非公表。世界でプラごみの削減が課題になっており使用済み容器の再利用事業に力を入れる。
6月に食品容器子会社のリスパック(岐阜市)を通じて資本参加する。リスパックはプラ容器の原料を、石油から植物由来のバイオマス材料に切り替えを進めている。バイオマスプラスチックを使う製品を2400品扱っており、売り上げの4分の1を占めている。
アール社はサントリーホールディングスを中心に2020年、プラ製品を再資源化するため設立された。株主はリスパックが25社目。これまで再生のためプラスチックをいったん溶かす必要があったが、レジ袋や食品トレーの原料へ簡単に再生する技術の開発を進めている。27年の実用化を目指している。
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