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トヨタ系主要8社、7社が純利益増加へ 22年3月期

トヨタ自動車グループの部品メーカーなど主要8社は28日、2022年3月期の連結純利益見通しを発表した。デンソーを始め7社が増益を予想しており、アイシン、トヨタ紡織、豊田通商は最高益を見込む。新型コロナウイルスが流行して新車販売が落ち込んだ前期の反動で部品の供給などが増える。車の電動化に対応した投資負担や原材料高の影響は原価低減で補う。

デンソーはインバーターを始めとした電動車の部品や、先進運転支援システム(ADAS)に関わるセンサーやカメラが伸びる見込み。午前中の発表を受けて株価は前日比7%高となった。研究開発の効率化など採算改善も進めており、有馬浩二社長は「体質を強化して利益率を上げたい」と話した。前期までに計上した燃料ポンプの品質不良に伴う費用もなくなる。

アイシンは4月にアイシン精機と子会社だったアイシン・エィ・ダブリュが経営統合して発足した。主力の自動変速機(AT)の供給が伸びるうえ、統合に伴う合理化も増益につながる。

自動車用シートを手掛けるトヨタ紡織では多目的スポーツ車(SUV)やミニバンといった単価が高い車種向けが収益をけん引する。豊田通商は自動車販売が伸びる。

減益を予想する豊田合成は一時的に前期の税負担が減った反動が表れるのが主因だ。

自動車業界は世界で半導体不足が続くが、トヨタは調達網を駆使して影響を抑えている。「今のところは(生産が)つながると考えている」(アイシンの伊勢清貴社長)との声が聞かれた。

記者会見では、温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を意識する声も多かった。ジェイテクトの佐藤和弘社長は「水素技術などを活用することで、40年までに会社として実現したい」と話した。

8社が28日に発表した21年3月期決算は、5社の純利益が増えたか最終黒字に転換した。

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