藤田医科大学、愛知県日進市に訪問看護拠点
藤田医科大学は25日、愛知県日進市に地域住民向けの訪問看護・介護拠点「地域包括ケア中核センター日進事業所」を立ち上げた。看護師や理学療法士を住民の家に派遣するほか、ケアマネジャーが在籍して介護プランをつくる。藤田医科大病院の患者だけでなく地域の医師と組んで利用者を募る。
看護と介護両方の支援機能を持つ。介護拠点の認可は8月に受ける予定。6人のスタッフを配置、看護師や理学療法士が入浴や歩行訓練を支える。ケアマネジャーはベッドや車椅子といった福祉用具選びや、通所介護を含めた介護プランをまとめる。看護で100人、介護で30人ほどの利用を見込む。
同センターの都築晃氏は「日進市は名古屋市や豊田市のベッドタウンとして人口が増える一方、高齢化も今後進むと予測され、支援が不可欠になる」と指摘する。スタッフが周辺自治体に出向いて健康相談に応じるなど、地域医療を支える。
藤田医科大を運営する藤田学園は介護支援拠点を愛知県豊明市や津市などに、訪問看護拠点を豊明市や名古屋市などに開設している。