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鉄道の難所「加太越え」加太駅舎が交流拠点に 三重

「加太(かぶと)越え」。かつて鉄道の難所として知られたJR関西線の急勾配にほど近い加太駅の駅舎が、地元の三重県亀山市民の交流拠点として4月から利用される。昭和の雰囲気が残る駅として「木造駅舎100選」にも選ばれたことがあり、今回リニューアル。管理団体の住民らが常駐して鉄道ファンや観光客への情報発信も担う。

亀山市の桜井義之市長が24日の記者会見で明らかにした。1936年に建てられた駅舎は木造平屋建てで、のべ床面積約100平方メートル。2020年にJR西日本から無償譲渡された同市が、約3700万円かけて改装してきた。

開業当時の切符売り場の雰囲気は残しつつ、駅事務室をサロン風に造り替えた。今後はイベントを開き、鉄道写真も展示する。亀山市特産のお茶も振る舞われる予定だ。

関西線はかつて名古屋と大阪を結んだ関西鉄道が敷設、加太駅は1896年9月に営業を始めた。同駅から大阪寄りにある柘植駅にかけての「加太越え」は鉄道写真の人気スポットだった。特に1960~70年代の蒸気機関車(SL)ブームでは加太駅にも愛好家が多く訪れた。近年は無人駅で、1日当たりの乗車人員は50人ほどという。

JR西日本から駅舎を撤去したいという申し入れがあり、駅の歴史的価値を重視する地元が存続を希望。市への譲渡が決まった。桜井市長は「鉄道の利用者が減る中で、何とか駅や路線を将来につないでいきたい」と話している。

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