東海道線の夜行快速、運行終了 「ムーンライトながら」
JR東日本とJR東海は22日、東海道線の東京―岐阜・大垣間の臨時夜行快速「ムーンライトながら」の運行を終えると発表した。低料金の夜行バスやビジネスホテルの普及で需要が減少しており、車両の老朽化も進んだため。これに伴い東海道線の夜行快速は姿を消す形となる。

ムーンライトながらは1987年の国鉄民営化前から運行していた歴史がある。96年の全席指定席化とともに岐阜県を流れる長良川にちなみ、現在の名称となった。2009年から臨時列車となり、毎年の春休みや夏休み、年末年始といった一定期間に走っていた。新型コロナウイルス禍で20年夏以降は運休しており、20年3月が最後の運行となった。