愛知、コロナ検査5月8日から有料に 県が「無料」終了

愛知県は22日、新型コロナウイルスの流行を防ぐために実施してきた無料のPCR検査・抗原検査を5月7日で終了すると発表した。政府が都道府県を通じて補助金を出し民間企業や薬局などの運営を後押ししてきた。5月8日以降に新型コロナ感染の検査を受けたい場合は医療機関を受診するか、検査所で有料の検査を受ける。
無料検査を受けられる施設は19日時点で県内に658カ所ある。現在も週1万6千件の検査を担っており、5月7日まで続ける。政府は同8日からは新型コロナの感染症法上の位置づけを見直し、行動制限といった厳しい措置が可能な「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」へ変わる。
5月8日以降に検査を受けたい場合は、現在、発熱外来を設けている医療機関を受診する。検査は有料になる。補助金はなくなるが民間検査所の営業が続けば、有料で検査を受けられる。
無料検査は2021年12月から始まり、無症状者を対象にしていた。現在は県民限定だが、一時は県外の人も対象としていた。お盆や年末年始には名古屋駅や名古屋空港などに無料検査所を特別に設け、流行を抑えていた。
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