トヨタ、国内工場の停止延長　地震影響3万台に拡大

トヨタ自動車は22日、16日夜に福島県沖で発生した地震の影響による国内工場の稼働停止期間を一部で延長すると発表した。高岡工場（愛知県豊田市）など6工場8ラインを24～25日に止める。自社工場自体は大きな被害はないものの、部品メーカーが被災して部品の調達が一部で難しくなっているため。

地震による生産への影響台数は約1万台増えて約3万台となる。トヨタはこれまで21～23日に11工場18ラインを対象に停止するとしていた。25日以降の稼働についても部品メーカーの復旧状況を見極めて今後判断するとみられる。

トヨタ自動車東日本（宮城県大衡村）の宮城大衡工場（同）と岩手工場（岩手県金ケ崎町）は24日から稼働を再開する。