セントレアに「水平リサイクル」促すゴミ箱 国内空港初

中部国際空港(愛知県常滑市)は22日、使用済みペットボトルから再生ボトルを作ることで二酸化炭素排出を削減する「水平リサイクル」を促すゴミ箱を設置した。飲み残しをなくしたりラベルをはがしたりするなど、水平リサイクルをしやすくしてから捨てるよう呼びかける。国内空港では初で国際的に注目が高まる「空の脱炭素」の取り組みを強化する。

空港内の5カ所に設置した。中部空港は7月にサントリーホールディングス(HD)、常滑市と水平リサイクルの連携協定を結んだ。同空港では2019年度に年間約80㌧のペットボトルが排出されている。水平リサイクルにより石油由来の原料で新たにペットボトルを作るのに比べ年間の二酸化炭素排出を約60%削減できるという。

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