/

岐阜知事選24日投開票 コロナ下、異例の戦い

任期満了に伴う岐阜県知事選が24日に投開票日を迎える。「自民王国」で半世紀ぶりとなる保守分裂の戦いで、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、4候補がそれぞれ異例の選挙活動を繰り広げた。

岐阜県知事候補者の街頭演説に集まる有権者(7日、岐阜市)=共同

「こんな時に職を投げ出す訳にはいかない」。5選を目指す現職で無所属の古田肇氏(73)は7日の告示以降、自らの街頭演説予定をすべてキャンセル。知事としての公務を優先している。9日には県独自の非常事態宣言を発令。13日には政府からの緊急事態宣言を受けて感染対策を強化した。

SNS(交流サイト)で実績や公約を訴えるほか、公務の合間に県庁近くの選挙事務所に出向き、パソコンに向かって支持者と意見交換するオンライン集会を開いている。古田氏本人に代わり、自民党県連会長の野田聖子衆院議員や古屋圭司衆院議員らが県内を回って支持を訴えた。

一方、自民党県連で現職を支持しないベテラン県議らが支援する経産省出身の無所属新人、江崎禎英氏(56)は積極的に県内を回った。新型コロナ対策として聴衆が車に乗ったまま参加できるドライブイン演説会を開催。拍手代わりにハザードランプが点滅し「初の試みで顔はよく見えないが、熱気は伝わった」(事務所関係者)。

「自粛だけではいけない」と強調する江崎氏は、新たな飲食店のルールやPCR検査の拡充を盛り込んだ「岐阜パッケージ」を公表している。同氏の岐阜県出向時代に部下だった飛騨市の都竹淳也市長が応援に付いたほか、県職員組合や県職員退職者協議会が推薦状を出した。国会議員では大野泰正参院議員が支持に回った。

このほか元教諭で新日本婦人の会県本部会長の新人、稲垣豊子氏(69)=共産推薦=と元県職員で無所属新人の新田雄司氏(36)もマスクやマウスシールドを着用しながら県内各地を遊説。知名度を上げて県民に政策を周知したいと、SNSも活用して情報発信を続けている。

期日前投票を済ませた人数は21日までに28万人を超え、全有権者の約17%に上った。前回の同時期に比べ1.8倍のペースだ。岐阜市や各務原市はホームページで投票所の混雑予想やリアルタイムの状況を知らせており、密状態を避けながら、前回、最終的に36%だった投票率を引き上げる取り組みが広がっている。

(岐阜支局長 小山雄嗣)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン