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東邦ガスの熱電併給エンジン、水素混ぜて出力維持に成功

東邦ガスは26日、ガスで電気をつくるコージェネレーション(熱電併給)システム用のエンジン設備で、燃料に水素を混ぜた稼働実験が成功したと発表した。水素を使うと電気の出力が落ちやすいが、二酸化炭素(CO2)の排出を減らせる。今回は出力を落とさず発電できた。国内では初という。温暖化ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の取り組みが官民で進むなか、水素を生かした脱炭素技術の確立と普及をめざす。

水素を混ぜての運転に成功した東邦ガスのガスエンジン(愛知県東海市)

コージェネは液化天然ガス(LNG)からつくった都市ガスや石油などを燃料にエンジンやタービンを回して発電し、燃料の燃焼やエンジンの熱を利用して冷暖房や給湯に使う仕組み。

今回の実験では、工場や病院の自家発電設備として使う発電出力が450キロワットのガスエンジンを使用した。これまでも水素を混ぜて運転はできたが、出力が落ちたりエンジンが損傷したりするのが課題だった。

東邦ガスは水素を混ぜるタイミングや注入する場所を調整して、最大35%の水素を混ぜても出力を落とさずに運転する技術を開発した。燃料に都市ガスだけを使う場合と比べて約13%のCO2削減効果があるという。

水素を混ぜての運転は既存設備の小幅な改造で可能という。今後は水素の供給インフラの整備状況や市場ニーズなどを踏まえながら実用化を検討する。

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