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狙われるレクサスLX 愛知で盗難最多、5台に1台が被害

愛知県内でトヨタ自動車の高級車「レクサスLX」が盗まれる事件が増えている。2020年は車種別で最も多い119台が被害に遭った。1年間で県内登録の5台に1台が盗まれた計算だ。県警は海外への転売を狙った組織的な犯行の可能性もあるとみて、持ち主に防犯対策の徹底を求めている。

盗難被害に遭いそうになった「レクサスLX」(2020年12月、愛知県内)=共同

「ドアロックが開いています」。20年10月中旬、名古屋市千種区の男性(43)の携帯電話に愛車のドアロック解除を知らせるメールが届いた。未明に狙われたのは買ったばかりのレクサスLXだった。マンションの駐車場に駆けつけると、バンパーがこじ開けられていた。

およそ3週間の修理を経て車が戻った直後の11月中旬、2度目の被害に遭った。「この短期間で2度も狙われるとは……」。ドアが開くと警報音が鳴る防犯装置を自身で取り付けており、盗難は免れたが修理代は70万円に上った。

愛知県警によると、20年の自動車の盗難被害のうち、車種別ではLXが119台で最多だった。次いで多いのがプリウス(79台)、3番目がランドクルーザー(32台)だった。19年はプリウスが最も多く、LXは51台で3番目。過去5年はプリウスが4回最多になっており、LXは20年に初めてトップになった。

LXは高級車「レクサス」ブランドのSUV(多目的スポーツ車)の中でも最上級車だ。15年にトヨタが国内販売を開始し、新車価格は1000万円を超える。

自動車検査登録情報協会によると、LXの県内の登録台数は20年3月末時点で605台。単純計算で5台に1台が盗まれたことになる。「複数の自動車盗グループが高く売れるLXを狙い、海外で転売しているのではないか」(県警幹部)との見方もある。

一戸建ての駐車場が狙われやすいが、路上やコインパーキングで盗まれたケースもあった。半数以上は名古屋市内に集中している。

持ち主や通行人の目撃によって犯人が逃げ、盗難を防ぐ例は多い。県警幹部は「犯人側に発見されるまでの時間を遅らせれば盗難リスクを抑えられる。市販の防犯装置で複合的な対策を講じてほしい」と呼びかける。シャッター付き駐車場に止めて外部から見えないようにするのが最も効果的だが、タイヤロックやハンドルロックなど車外から見える対策が有効だとしている。

(林咲希)

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