電動工具のマキタ、利益率「優等生」の物足りなさ
名古屋支社 角田康祐
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電動工具大手のマキタの業績が好調だ。新型コロナウイルス禍で一時停滞していた工事現場からの引き合いが旺盛で、2021年3月期は過去最高益を見込む。巣ごもり消費で芝刈り機などの園芸機器も売れており、来期以降も好材料は尽きない。ただ経営目標に掲げる「営業利益率10%以上」はもう20年近く上回っており、市場からは「優等生」としての物足りなさを指摘する声もある。
マキタは米ブラック・アンド・デッカーや独ロバート・...
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