大垣共立銀・土屋会長のお別れの会、故人をしのぶ
11月に74歳で亡くなった大垣共立銀行土屋嶢会長の「お別れの会」が17日、岐阜県大垣市のホテルで開かれた。地元の政財界などから約3800人が参列。「脱銀行」を標榜して全国初の銀行サービスを相次ぎ打ち出し、アイデアマンとして知られた故人をしのんだ。

土屋氏は富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)を経て、1977年に大垣共立銀に入行。93年に当時の地銀で最年少となる46歳で頭取に就き、2019年まで26年間にわたってトップを務めた。頭取時代にはATMの365日稼働やドライブスルー型店舗など革新的なサービスを全国に先駆けて導入した。
お別れの会には岐阜県の古田肇知事、大垣市の小川敏市長らが参列した。ライバル行としてしのぎを削った十六銀行の村瀬幸雄頭取は「地元のためにお互い切磋琢磨(せっさたくま)してきた。残念な気持ちでいっぱいだ。冥福をお祈りしたい」と答えた。
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