東海道新幹線利用、コロナ前の5割超に 11月1~16日
JR東海は17日、11月1日~16日までの東海道新幹線の利用者数が2018年度の同期間の55%だったと発表した。利用者数が新型コロナウイルスが拡大する前の18年実績の50%を超えたのは20年11月以来。21年度は緊急事態宣言の発令で観光や出張で利用する人が減っていた。
21年4月以降でみると、5月が18年実績の27%と最も低い水準だった。6月以降は30~40%で推移していた。
金子慎社長は17日の記者会見で「旅行の利用が増えており、ビジネス利用も少し遅れて少しずつ盛り上がっている。徐々に増えていくと期待している」と話した。JR東海は21年10~12月の東海道新幹線を含む全体の運輸収入が18年比55%、22年1月~3月が78%になると予想している。