オークマ、横ばい続きの資産効率「脱炭素」で変われるか
名古屋支社 井沢真志
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大手工作機械メーカー、オークマの採算性と資産効率が株式市場の焦点になりそうだ。国内メーカーの受注が落ち込んでいる中でオークマはいたって好調。電気自動車(EV)の生産に使われる機械や、独自の省電力技術といった商品力が武器になっており株価の値動きも悪くない。一段の評価を得るための宿題が、いずれも長らく横ばいが続く売上高利益率と資産効率を示す指標だ。
日本工作機械工業会がまとめている国内メーカー全体の...

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