三重県、中長期計画とりまとめ 観光消費など数値目標も
三重県は2023年度から10年ほど先を見据えた長期計画「強じんな美し国ビジョンみえ」と、5年間の中期計画「みえ元気プラン」の原案をまとめた。美し国ビジョンみえは政策の基本として①安全・安心の確保②活力ある産業・地域づくり③共生社会の実現④未来を拓(ひら)くひとづくり、を掲げた。

元気プランでは防災や暮らし、産業、教育といった分野ごとに業績評価指標(KPI)の26年度時点の目標を掲げている。例えば県内での観光消費額を直近の3562億円から8割増の6500億円に引き上げる。
2つの計画案を含む議案は、10月19日の県議会本会議で採決する予定だ。2012年4月から県の将来像と掲げていた「みえ県民力ビジョン」に代わるものとして、21年9月に就任した一見勝之知事がとりまとめていた。