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中部空港の21年3月期、最終赤字 過去最大179億円

中部国際空港(愛知県常滑市)が14日発表した2021年3月期の連結決算は、最終損益が179億円の赤字(前の期は47億円の黒字)だった。新型コロナウイルスの感染が広がって旅客数が大幅に減り、過去最大の赤字となった。空港を利用した旅客数は過去最高だった19年度から一転、過去最低の201万人だった。売上高は77%減の151億円となった。

新型コロナが広まる前の19年3月期には売上高の45%を着陸料や施設利用料など「空港事業」が、約35%を免税店が占めていた。ただ4月から6月中旬まで国際線は全便が運休するなど旅客数が99%減少、国内線も68%減った。

減便や運休に加え、航空会社が大型の旅客機を減らして小型機に切り替えたこともあり着陸料収入などが大幅に減少。空港事業は62%の減収になった。空港内の飲食店や物販店も20年4月には127店が営業していたが現在59店にまで減っており、テナント賃料も落ち込んでいる。

グループ社員の1割にあたる約100人が企業や行政機関に出向している。一時帰休などと合わせて前期に95億円のコスト削減につながったが、減収の影響を補えなかった。

22年3月期は各国のコロナ感染の動向や入国規制によって変動するとしたうえで、ワクチン接種が進み国際線の旅客数を40万人、国内線は410万人と想定している。19年3月期に比べそれぞれ93%減、34%減の水準になる。連結売上高を前期比25%増の189億円、最終損益を125億円の赤字と見込んでいる。

犬塚力社長は14日の記者会見で「旅客が回復した時に、我々が航空会社や利用者に選ばれるように準備をしていく必要がある」と述べた。

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