リゾートトラスト、純利益74%増 22年4〜12月期

リゾートトラストが9日発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が21年の同じ時期と比べ74%増の149億円だった。新型コロナウイルスの流行が長引く中でも旅行の客足が回復、会員制ホテルの利用の伸びが続いた。休業や時短営業に伴う助成金収入が減った一方で、ホテル売却に伴う特別利益も膨らんだ。
売上高は8%増の1286億円。10〜12月期は1年前に比べ4%増収で、4〜6月期(8%増収)や7〜9月期(12%増収)より伸びは鈍化している。ただ前の年も年末にかけてリゾートホテルの利用が伸びていた影響が表れており、景勝地やリゾート地のホテル「エクシブ」26カ所では22年10〜12月期の稼働率がコロナ禍前の19年の同じ時期を上回ったという。利用の都度支払う宿泊費やレストランの売り上げも増えている。