名鉄、純利益7.6倍 4~9月期、鉄道・バスの利用者回復
名古屋鉄道が8日発表した2022年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比7.6倍の77億円だった。鉄道やバス、タクシーなどの利用者が回復した。鉄道の輸送人員は1割増え、新型コロナウイルスが流行する前の19年の同じ時期の8割の水準だ。博物館明治村や水族館といったレジャー・サービス事業も復調しつつある。
売上高にあたる営業収益は17%増の2631億円。高崎裕樹社長は記者会見で「計画を上回る利益を確保できたのは、首都圏でマンションの売れ行きがよかったため」と説明した。不動産事業の営業収益は前年同期比27%増の475億円だった。
鉄道の旅客収入は368億円で17%増えた。定期収入は横ばいながら、定期外が35%伸びた。コロナ対策で緊急事態宣言が発令された1年前と比べ観光の客足が戻り、レジャー施設の利用も回復した。