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トヨタ、燃料電池車「ミライ」新型発売 航続850キロに

トヨタ自動車は9日、新型の燃料電池車(FCV)の「ミライ」を発売した。水素タンクの搭載数を増やし、1回の水素充てんで走れる航続距離を初代モデルより3割長い850キロメートルに伸ばした。乗車定員も1人増やして5人乗りとしたうえで、補助金などを除いた価格は初代モデルより約30万円下げた710万円からとした。環境車向け補助金の対象車種となっているため、顧客は約570万円からで購入できる。FCVの基幹部品である「FCユニット」の生産規模もこの3年程度で約10倍にあたる年3万台に引き上げており、得意とするハイブリッド車(HV)に加えてFCVでも存在感を高める。

補助金活用で約570万円から購入可

2014年に世界で初めて発売した量産型FCVのミライを6年ぶりにフルモデルチェンジした。水素タンクは縦型に配置するといった工夫で従来より1つ増やし3つ搭載したほか、発電効率の向上で航続距離を伸ばした。また走行中に取り入れる空気に含まれる有害な化学物質を、特殊なフィルターで取り除いてから排出する「マイナスエミッション」の機能を初搭載する。

新型ミライの発売に合わせて、水素タンクや発電装置「燃料電池スタック(FCスタック)」などを一体化したFCユニットの生産規模を大幅に引き上げた。前田昌彦執行役員は「本格的な普及に向けた素地を整えたつもりだ」と話す。 

事故などで車両火災が発生した際も特殊な弁で水素を排出して、爆発しないよう万全の対策をとったという。さらに駐車したい場所の横に車を寄せたあとはボタンを押すだけで、シフトレバーやハンドルの操作なしで自動駐車する駐車支援システムも備えた。開発を担当した田中義和チーフエンジニアは「新型ミライはトヨタのもてる技術をすべて注ぎ込み、フルスイングした車だ」と話す。

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