水道網、141の街「若返り」 老朽管の交換費捻出へ工夫
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全国で上水道などインフラの老朽化が問題になる中で、一部の市町村が水道料金の値上げや周辺の街との事業統合によって費用を絞り出し交換を進めている。2009年度から19年度にかけ、総延長距離のうち設置から40年を超す老朽管の比率が下がった地域は、データを比べられる全国1367のうち141と10%を占める。
上水道は主に市町村が事業主体となり運営している。日本水道協会(東京・千代田)の水道統計をもとに老...

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